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isee systems は、システムダイナミクス手法で複雑なビジネスや社会システムを可視化・シミュレーションするモデリングソフトウェアを提供します。

isee systems

商品コード:
1000834301~1000834306

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メーカーへの確認が必要な製品です。見積依頼からお手続きください。

メーカー:
isee systems, inc.
JANコード:
10001937
関連カテゴリ:
ネットワーク > サーバー

【ライセンス名】

Stella Architect Stella Professional Stella Online Stella Designer Stella Simulator iThink
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目次

  1. 1. サマリー版
  2. 2. isee systems システムダイナミクスソフトウェア:製品概要と価値提案
  3. 3. 製品紹介
    1. 3-1. isee systems と Stella/iThink プラットフォームとは?
    2. 3-2. Stella AI Assistant – AI によるモデル構築・分析支援
    3. 3-3. Stella Enterprise – データベース連携と企業向けモデル運用
    4. 3-4. Stella Architect – モデリングとインタラクティブなインターフェース設計
    5. 3-5. Stella Professional – 動的モデリング、政策分析、戦略立案
    6. 3-6. Stella Online / Stella Professional Online – Web ベースのモデリング
    7. 3-7. Stella Designer – 既存モデル向けインターフェース作成
    8. 3-8. Stella Simulator – XMILE 対応シミュレーションエンジン
    9. 3-9. iThink – ビジネス向けモデリングとインタラクティブシミュレーション
  4. 4. 導入メリット
    1. 4-1. 戦略・業務面でのメリット
    2. 4-2. 情報システム部門向けのメリット
    3. 4-3. 経営層・事業部門向けのメリット
    4. 4-4. 教育・社内研修でのメリット
  5. 5. ユースケース
    1. 5-1. 企業計画・財務戦略
    2. 5-2. サプライチェーン・在庫最適化
    3. 5-3. 人員・キャパシティ計画
    4. 5-4. IT サービスマネジメント・インフラ計画
    5. 5-5. サステナビリティ・エネルギー・ESG シナリオ分析
  6. 6. 競合との差別化
    1. 6-1. 表計算・一般的な BI ツールとの比較
    2. 6-2. 汎用プログラミング言語による自作シミュレーションとの比較
    3. 6-3. システムダイナミクス系ツール群の中での位置づけ
  7. 7. FAQ(よくあるご質問)

1. サマリー版

isee systems は、複雑なシステムを可視化し、時間とともにどのように振る舞うかをモデル化・シミュレーションするための Stella / iThink 製品群を提供しています。ストック、フロー、変数、フィードバックループなどを使ったシステムダイナミクスを中心に、離散事象や一部のエージェントベースモデリングも同じ環境で扱うことができます。

Stella Enterprise、Stella Architect、Stella Professional、Stella Professional Online、Stella Online、Stella Designer、Stella Simulator、iThink など、モデル構築・分析から Web での共有、インタラクティブなシミュレーション、データベース連携、サーバーや外部プログラムからのモデル実行まで、目的に応じた製品を選択できます。

Stella Enterprise、Stella Architect、Stella Professional では AI Assistant を利用でき、AI と対話しながら Causal Loop Diagram(CLD)やシミュレーションモデルの構築、既存モデルの編集、分析、改善、ドキュメント作成などを支援できます。AI Assistant には、考えるプロセスを支援する Socrates、標準的なシステムダイナミクスのモデリング手順を案内する Athena、作業の実行を重視する Merlin が用意されています。

Stella の特徴は、数値結果だけでなく、その結果を生み出している構造を視覚的に確認できることです。Loops That Matter™、Stella Live™、Causal Lens™、感度分析などを利用し、フィードバックループ、重要な変数、政策や施策の影響を分析できます。

企業計画、サプライチェーン、人員・キャパシティ計画、IT サービス、エネルギー・環境、教育・研究など、フィードバック、タイムラグ、制約、非線形な関係が重要となる課題の分析に活用できます。

2. isee systems システムダイナミクスソフトウェア:製品概要と価値提案

現実のビジネスや社会システムでは、需要、供給、人員、投資、コスト、政策、時間遅延など、多数の要素が相互に影響し合っています。Stella は、こうした関係をモデルとして可視化し、条件を変更しながらシミュレーションするためのモデリング環境です。

システムダイナミクスモデルでは、ストック、フロー、変数、因果関係、フィードバックループなどを使ってシステム構造を表現します。モデルをダイアグラムとして確認しながら数式やパラメータを設定できるため、モデルの前提や因果関係を関係者と共有しやすい点が特徴です。

当社では、以下の isee systems 製品を取り扱っています。

  • Stella Enterprise
  • Stella Architect
  • Stella Professional
  • Stella Professional Online
  • Stella Online
  • Stella Designer
  • Stella Simulator
  • iThink

モデルの構築・分析を中心に行う場合、インタラクティブな画面まで作成する場合、ブラウザから利用する場合、企業内データベースと連携する場合、コマンドラインやサーバーからモデルを実行する場合など、用途に合わせて製品を選択できます。

3. 製品紹介

isee systems と Stella/iThink プラットフォームとは?

isee systems の Stella / iThink は、Systems Thinking(システム思考)と動的モデリングを支援するモデリング・シミュレーション環境です。

システムダイナミクスを中心としたビジュアルモデリング
ストック、フロー、変数、コネクタなどをダイアグラム上に配置し、その背後に数式を設定します。モデル構造と数式を対応させながら、時間経過に伴うシステムの振る舞いをシミュレーションできます。

複数のモデリングパラダイム
Stella はシステムダイナミクスに加え、離散事象、さらに一部のエージェントベースモデリングを同じモデル内で組み合わせることができます。

モデル構築から分析・共有・運用まで
・モデル構築・分析:Stella Professional
・モデル構築+インターフェース設計:Stella Architect
・企業向けデータベース連携・モデルライセンス管理:Stella Enterprise
・ブラウザベースのモデリング:Stella Online / Stella Professional Online
・既存モデル向けインターフェース作成:Stella Designer
・コマンドライン/サーバー実行:Stella Simulator

Stella AI Assistant – AI によるモデル構築・分析支援

Stella Enterprise、Stella Architect、Stella Professional では、Stella のモデルや Causal Loop Diagram(CLD)と連携する AI Assistant を利用できます。

AI Assistant は単なるチャット機能ではなく、AI と対話しながらモデルを構築・編集し、モデル構造やシミュレーション結果について分析したり、ドキュメントを生成したりするための機能です。

AI Assistant の主な用途

  • 自然言語による指示から Causal Loop Diagram(CLD)を作成
  • ストック&フローを含むシミュレーションモデルの構築・改良
  • 既存モデルへの変数や関係の追加・編集
  • モデル構造や振る舞いについての質問・分析
  • Loops That Matter™ の結果を利用したフィードバック構造の説明
  • モデル変数のドキュメント作成・更新
  • 関連資料をコンテキストとして与えた対話・モデリング

Socrates – Coach
Socrates は、質問やコメントを通してユーザー自身の思考を促すコーチ型のエージェントです。目的やモデルの範囲を整理しながら進めるため、システム思考やモデリングの学習にも適しています。

Athena – Guide
Athena は、問題設定、Causal Loop Diagram による概念化、シミュレーションモデルの構築、振る舞いの分析という、システムダイナミクスの標準的なモデリングプロセスに沿って作業を案内するエージェントです。何をモデル化するかを整理しながら段階的にモデルを作りたい場合に利用できます。

Merlin – Artisan
Merlin は、ユーザーから与えられた指示に基づいて作業を進めることを重視したエージェントです。質問への回答だけでなく、モデルの構築や編集など具体的なタスクの実行に利用できます。

Agent モードと Basic モード
Agent モードでは、AI と継続的に会話しながらモデルを構築・編集できます。Basic モードでは、モデル構築、既存モデルについての議論、Loops That Matter™ を使った振る舞い分析、ドキュメント生成など、目的に応じた処理を段階的に実行できます。

AI が生成したモデルはユーザーによる確認が必要
AI Assistant が生成するシミュレーションモデルには、数式、単位、ドキュメントなどを含めることができますが、生成内容に誤りが含まれる可能性があります。モデル構造や数式、前提条件を確認し、必要に応じて修正・検証しながら利用します。

Stella Enterprise – データベース連携と企業向けモデル運用

Stella Enterprise は、Stella Architect の機能をベースに、組織でのモデル活用に必要なデータベース連携やモデル配布・管理機能を追加した製品です。

主な機能は次の通りです。

  • Stella Architect のモデリング・分析・インターフェース機能
  • AI Assistant
  • データベース接続
  • 感度分析結果の複数データベースへの保存
  • 圧縮データフォーマット
  • 暗号化モデル
  • モデルのライセンス管理
  • Stella Add-on: Publishing for Excel / Stella in Excel との連携

モデルのパラメータやシミュレーション結果を組織内で共有したい場合、データベースへ結果を保存したい場合、暗号化したモデルを管理・配布したい場合などに適しています。

Stella Architect – モデリングとインタラクティブなインターフェース設計

Stella Architect は、複雑なモデルの構築・分析と、エンドユーザーが操作できるインタラクティブなインターフェースの作成を一つの環境で行える製品です。

主な機能は次の通りです。

モデル構築・分析
システムダイナミクス、離散事象、一部のエージェントベースモデリングに対応し、Loops That Matter™、Stella Live™、Causal Lens™、感度分析、Data Manager などを利用できます。

AI Assistant
AI と対話しながら CLD やシミュレーションモデルを構築・編集し、モデルの分析やドキュメント作成を支援できます。

インタラクティブなシミュレーション
スライダー、入力コントロール、グラフ、説明などを組み合わせ、ユーザーが前提条件を変更しながら結果を確認できるフライトシミュレーターや学習環境を構築できます。

インターフェースの公開
作成したインターフェースを Web に公開できるほか、公開オプションに応じてデスクトップやモバイル向けに展開できます。

Assemblies™
あらかじめ用意されたモデル構造を利用してモデル構築を効率化できます。Assemblies は編集でき、独自の構造を再利用することもできます。

モデルを構築するだけでなく、経営層、顧客、学生、研修参加者などが操作できるシミュレーションアプリケーションとして共有したい場合に適しています。

Stella Professional – 動的モデリング、政策分析、戦略立案

Stella Professional は、モデル構築・シミュレーション・分析を中心に利用するための製品です。動的モデリング、政策分析、戦略立案、What-if 分析などに利用できます。

主なポイントは以下の通りです。

ビジュアルなモデル構築
ストック、フロー、変数、コネクタなどを使ってモデル構造を作成し、数式を設定してシミュレーションします。

AI Assistant
Stella Architect と同様に AI Assistant を利用でき、CLD やシミュレーションモデルの構築・編集、モデル分析、ドキュメント作成を支援できます。

モデル分析
Stella Live™、Loops That Matter™、感度分析、Data Manager などを使い、パラメータ変更の影響や重要なフィードバック構造を調べることができます。

What-if 分析
現実の業務やシステムへ直接影響を与える前に、異なる政策・戦略・パラメータをモデル上で比較できます。

互換性・データ連携
XMILE に対応し、Excel などとのデータ連携機能も利用できます。

主な目的がモデル構築と分析であり、エンドユーザー向けの高度なインターフェース作成を必要としない場合に適しています。

Stella Online / Stella Professional Online – Web ベースのモデリング

isee systems は、ブラウザから利用できる Stella Online と Stella Professional Online を提供しています。

Stella Online
Stella Online は、シンプルなモデルの作成やシステムダイナミクスを試す用途に利用できる、機能制限付きの無料オンラインモデリング環境です。モデル数に制限はありませんが、モデル内で利用できるストック数やエンティティ数などに制限があります。

Stella Professional Online
Stella Professional Online は、ブラウザ上で利用できる本格的な動的モデリング環境です。既存モデルをアップロードして共有したり、ブラウザ上でモデルを新規作成したりできます。

Stella Professional Online では、次のような機能を利用できます。

  • ストックやエンティティ数の制限を受けないモデル構築
  • Loops That Matter™
  • 配列
  • 離散オブジェクト
  • 感度分析
  • Calibration / Optimization
  • Dynamic Data Import / Export
  • Assemblies™

学校や研究機関、ソフトウェアのインストールが制限される環境、複数の場所からモデルへアクセスしたい場合などに適しています。

Stella Designer – 既存モデル向けインターフェース作成

Stella Designer は、既存の Stella モデルの上にプレゼンテーション形式のユーザーインターフェースを構築するための製品です。

主な特徴:

シミュレーションを分かりやすく伝える
Storytelling、グラフ、入力コントロールなどを利用し、モデルの構造や結果をエンドユーザーが理解・操作しやすい形で提示できます。

インタラクティブな実験
Stella Live™ を利用し、パラメータやシナリオを変更しながら結果の変化を確認できるフライトシミュレーターや学習環境を作成できます。

Web 公開
標準機能ではブラウザ向け Web 公開に対応しています。Web サービス、デスクトップ、モバイルアプリケーションとしての公開には追加の公開オプションが利用できます。

モデル構造や数式を作り直すのではなく、既存モデルを経営層、顧客、学生、研修参加者などに利用してもらうための画面を作成したい場合に適しています。

Stella Simulator – XMILE 対応シミュレーションエンジン

Stella Simulator は、XMILE モデルを GUI なしで実行するためのスタンドアロン・シミュレーションエンジンです。

主な特徴:

  • 業界標準の XMILE モデルを実行
  • コマンドラインからのシミュレーション実行
  • 外部プログラムからシミュレーションを制御
  • シミュレーション途中でのパラメータ変更
  • 同一モデルの複数回実行
  • Excel / CSV への結果出力
  • サーバーや HPC 環境での利用

バッチ処理、大量のシナリオ実行、最適化アルゴリズムとの組み合わせ、サーバーやデスクトップソリューションへのモデル実行機能の組み込みなどに利用できます。

iThink – ビジネス向けモデリングとインタラクティブシミュレーション

iThink は、Stella と共通するモデリング技術をベースに、ビジネスでのモデリングやインタラクティブなシミュレーション作成に利用できる製品です。

主な機能:

  • システムダイナミクス、離散事象、一部のエージェントベースモデリング
  • インタラクティブなモデルベースアプリケーションの作成
  • Storytelling
  • Stella Live™
  • Causal Lens™
  • 感度分析
  • Data Manager
  • XMILE / Excel との互換性

戦略シミュレーション、トレーニング、シナリオ検討など、モデルを操作しながらビジネス上の意思決定や学習に活用したい場合に利用できます。

4. 導入メリット

戦略・業務面でのメリット

isee systems のソフトウェアを導入することで、組織のさまざまなレイヤーで価値を得ることができます。

複雑なシステムの理解向上
システムダイナミクスモデルは、政策・タイムラグ・フィードバックループがどのように振る舞いを生み出しているかを可視化します。

安全な実験・政策テスト
Stella Professional、Architect、Enterprise を用いることで、現実世界への影響を与えずに政策や施策を試行できます。

独自コードと比べたモデル開発の迅速化
ダイアグラムベースのモデリングと組み込みの数式処理により、低レベルのコーディング作業を大幅に削減できます。

非技術者とのコミュニケーション向上
視覚的なダイアグラムやインタラクティブなダッシュボードにより、経営層や現場スタッフにとってもモデルが理解しやすくなり、議論がスムーズになります。

XMILE とアセンブリによるモデル再利用
オープン標準への対応や再利用可能なコンポーネントの活用により、モデルの相互運用性と標準化を促進できます。

情報システム部門向けのメリット

情報システム・IT 部門にとっての具体的なメリット:

既存データとの構造化された連携
Stella 系ツールは、データの出力・取り込み機能を備えており、表形式データなどとの連携を通じて既存の BI パイプラインと組み合わせやすい構造を持ちます。

アーキテクチャ設計の明確化
・モデル設計用のデスクトップツール
・コラボレーション用の Web ツール
・自動化用のサーバーエンジン
という役割分担により、セキュリティやガバナンス要件を踏まえたシステム構成を設計しやすくなります。

場当たり的な表計算への依存度低減
システムダイナミクスモデルを「単一の真実の源泉」として活用することで、暗黙の前提やロジックが埋もれた表計算を乱立させるリスクを低減できます。

スケーラブルな展開
Stella Professional Online、Stella Enterprise、Stella Simulator などを組み合わせることで、個人レベルの分析から共有型のエンタープライズサービスへと段階的にスケールさせつつ、コアとなるモデリングプラットフォームを統一できます。

社内ドキュメントを作成する際には、isee systems のツール群を既存の DWH・BI・機械学習基盤を補完する「専門的な分析レイヤー」と位置づけると整理しやすくなります。

経営層・事業部門向けのメリット

ビジネス側のステークホルダーにとっての主な利点:

シナリオプランニングと「What-if」分析
需要ショック、価格変更、政策介入、キャパシティ変更などを仮想空間で簡単に試し、長期的な影響を確認できます。

部署横断の共通理解形成
インタラクティブなシミュレーションは、財務・オペレーション・人事・IT といった部門間の暗黙の前提を「見える化」し、認識合わせに役立ちます。

継続的改善と政策設計の支援
短期的な KPI だけでなく、長期的なダイナミクスを踏まえた政策・施策の改善サイクルを回しやすくなります。

教育・社内研修でのメリット

Stella / iThink は教育・研修にも利用でき、モデルを操作しながらシステムの構造や時間変化を学ぶことができます。

この特性は企業内にも直接応用できます。

  • スタッフが政策や施策を試し、その結果を観察しながら学ぶ「トレーニングシミュレータ」を構築
  • Stella Architect や Designer で作成したインターフェースを、新任マネージャーやリーダー向けのオンボーディング教材として活用
  • 暗黙知になりがちな業務ロジックや制度設計をモデルとして可視化し、共有可能な形で整理
  • Stella の AI Assistant を利用できる製品では、Socrates や Athena と対話しながら問題設定やモデリング手順を学習

5. ユースケース

以下は、isee systems のソフトウェアがどのような場面で活用できるかを示す代表的なユースケースです。いずれも特定の導入事例ではなく、導入後に想定される一般的な適用例です。

企業計画・財務戦略

典型的な課題
複数年の事業計画では、需要の成長、キャパシティ、投資タイミング、財務制約などを考慮する必要があります。単純な表計算ベースの予測では、キャパシティ制約による成長の頭打ちや、学習効果によるコスト低下などのフィードバックを十分に再現できないことがあります。

Stella Architect / Professional を用いた解決イメージ

次のような要素を結びつけたシステムダイナミクスモデルを構築します。

  • 営業パイプライン → 受注 → 売上
  • キャパシティ・投資 → サービスレベル・リードタイム
  • コスト・利益率・キャッシュフロー

Stella Professional を用いて、例えば以下のような政策を検証します。

  • 「設備投資を 1 年延期すると、利益とキャッシュフローはどう変化するか」
  • 「価格戦略の変更に、利益はどの程度敏感か」

Stella Architect や Designer を使い、経営層向けダッシュボードとしてモデルをラップし、スライダーやシナリオ選択を通じて直感的に操作できるようにします。

期待される効果(概念レベル)

  • オーバーシュートや振動、遅延を含むより現実的な予測
  • 投資タイミングについての合意形成の迅速化
  • 再利用やレビューをしやすくする、前提や政策ルールの構造化されたドキュメント化

サプライチェーン・在庫最適化

典型的な課題
多段階のサプライチェーンでは、リードタイムの変動や需要シグナルの歪み(いわゆるブルウィップ効果)により、欠品や過剰在庫が発生しやすくなります。静的なツールだけでは全体像を把握しづらい領域です。

Stella ツールを用いた解決イメージ

  • 工場、倉庫、小売拠点を在庫と注文フローのストック&フローとしてモデル化
  • リードタイム、安全在庫ポリシー、キャパシティ制約を組み込む
  • 再発注点やリードタイム改善の組み合わせを感度分析で探索

期待される効果

  • 欠品や過剰在庫の原因となるポリシーの理解が深まる
  • リードタイム短縮と安全在庫調整など、効果的なテコ入れポイントの特定
  • ロジスティクス、営業、財務など複数部門にまたがる意思決定の支援

人員・キャパシティ計画

典型的な課題
コンタクトセンター、IT 運用、医療機関、公共サービスなどでは、採用・研修・離職・業務量のバランスを取りながら、サービスレベルを維持する必要があります。

解決イメージ

  • 人員数をストックとして、採用、研修完了、離職をフローとしてモデル化
  • 業務量、サービスレベル、残業がストレスや離職率に与える影響を組み込む
  • Stella Architect のダッシュボードで、採用・教育・配置戦略の長期的影響を可視化

期待される効果

  • 「現在の採用施策が数カ月後のサービスレベルにどう影響するか」というタイムラグの見える化
  • 人事・教育予算の根拠となるエビデンスの提示
  • 取締役会レベルでの意思決定を支えるシナリオ比較

IT サービスマネジメント・インフラ計画

典型的な課題
IT 部門は、サーバー・ネットワーク・クラウドといったインフラや、ヘルプデスク・アプリケーションサポートといったサービスについて、変動する需要やインシデント負荷に対応したキャパシティ計画を立てる必要があります。

解決イメージ

Stella Professional を用いて、次のような関係を持つモデルを構築します。

  • インシデント流入:ユーザー数やリリース頻度に依存
  • 解決キャパシティ:人員・ツール・自動化レベルに依存
  • バックログ:ユーザー満足度や需要変化に影響

コストデータなどを取り込み、IT サービスのコスト構造をモデルに統合します。必要に応じて、Stella Architect でインタラクティブなインターフェースを作成したり、Stella Professional Online でブラウザからモデルを共有・検討したりできます。

期待される効果

  • IT キャパシティとビジネス需要のより良い整合
  • 自動化投資や人員増強の効果を定量的に評価
  • CIO、IT 運用、財務部門の間で共通認識を持った議論を促進

サステナビリティ・エネルギー・ESG シナリオ分析

システムダイナミクスは、エネルギーシステムやサステナビリティ分野で広く利用されており、Stella もこうした研究文脈で活用されてきました。

企業内での代表的なシナリオ例

  • 省エネ施策の有無による CO₂ 排出の長期トレンド
  • 再生可能エネルギー導入や蓄電の組み合わせが需給バランスに与える影響
  • 廃棄物発生とリサイクル政策の効果

Stella Architect のインターフェース機能を活用することで、サステナビリティ担当部門は、経営陣向けにインタラクティブな ESG ダッシュボードを提供し、目標値コミット前に各種施策の長期的影響を体験的に理解してもらうことができます。

6. 競合との差別化

表計算・一般的な BI ツールとの比較

多くの組織では、計画業務の多くを表計算ソフトや一般的な BI ツールに依存しています。isee systems のソフトウェアは、次の点でこれらと差別化されています。

明示的なフィードバック構造
ストック、フロー、因果リンクとして構造を表現することで、表計算では数式の中に埋もれがちなフィードバックループを明示的に示すことができます。

時間ステップシミュレーションを前提とした設計
Stella のモデルは時間軸に沿ったシミュレーションを前提に設計されており、表計算のように時間ステップを独自に組み立てる必要がありません。

シナリオ管理と感度分析
パラメータスイープやシナリオセットを扱うツールが標準搭載されており、手作業によるコピー&ペースト作業を削減できます。

インタラクティブなインターフェースによるコミュニケーション
Stella Architect や Designer を用いることで、専用の開発を行わずとも、ダッシュボード的な体験をエンドユーザーへ提供できます。

汎用プログラミング言語による自作シミュレーションとの比較

汎用プログラミング言語を用いてシミュレーションエンジンを自作することも可能ですが、その場合は高度なプログラミングスキルと相応の開発工数が必要になります。これに対して Stella / iThink は、次のような特徴を持ちます。

  • ドメイン専門家がモデリングに参加しやすいビジュアル環境を提供
  • システムダイナミクス固有の構造(ストック&フロー、フィードバックループなど)を標準機能として備え、共通的な処理の実装負担を軽減
  • XMILE 対応、表形式データ連携、インターフェースコンポーネントなど、実務上よく求められる機能をあらかじめパッケージ化

専用エンジンを一から実装する方法と比べ、Stella / iThink ではシステムダイナミクス向けのモデル構造、分析機能、データ連携、インターフェース機能を既存機能として利用できます。

システムダイナミクス系ツール群の中での位置づけ

システムダイナミクス系ソフトウェアの中で、Stella は教育用途から研究・ビジネス用途まで幅広く使われてきた歴史と、使いやすさへの注力で知られています。

isee systems の製品ポートフォリオは、さらに次の特徴を加えています。

包括的な製品レンジ
デスクトップ、Web、サーバーエンジンまでを網羅し、一つのプラットフォームでエンドツーエンドのワークフローを実現可能。

コミュニケーション重視の設計思想
Architect や Designer は、バックオフィスのモデリングにとどまらず、「伝えるためのインターフェース」を構築することを明確な目的として設計されています。

ビジュアルなモデル構築、シミュレーション結果の分析、インタラクティブな共有、AI を利用したモデル構築・分析支援までを一つの製品ファミリーで扱える点が、isee systems の大きな特徴です。

7. FAQ(よくあるご質問)

Q1. 「システムダイナミクス」とは何ですか?

A. システムダイナミクスは、ストック、フロー、フィードバックループ、タイムラグなどを使って複雑なシステムをモデル化し、時間とともにどのように振る舞うかをシミュレーションする方法です。Stella では、その構造をダイアグラムとして可視化しながらモデルを構築できます。

Q2. Stella には AI 機能がありますか?

A. はい。Stella Enterprise、Stella Architect、Stella Professional では AI Assistant を利用できます。AI と対話しながら Causal Loop Diagram やシミュレーションモデルを構築・編集し、既存モデルの分析やドキュメント作成を支援できます。

Q3. Socrates、Athena、Merlin の違いは何ですか?

A. Socrates は質問を通してユーザー自身の思考を促す Coach、Athena は標準的なシステムダイナミクスのモデリングプロセスを案内する Guide、Merlin は具体的な作業の実行を重視する Artisan として利用できます。

Q4. Athena はどのような場面で利用できますか?

A. Athena は、問題設定から Causal Loop Diagram による概念化、シミュレーションモデルの構築、振る舞いの分析までを段階的に進めたい場合に適しています。完成したモデルだけを得るのではなく、モデリングのプロセスに沿って AI と対話しながら作業できます。

Q5. AI Assistant が作ったモデルはそのまま利用できますか?

A. AI Assistant が生成するモデルには数式、単位、ドキュメントなどを含めることができますが、誤りが含まれる可能性があります。モデル構造、数式、単位、前提条件などをユーザーが確認し、必要に応じて修正・検証することが重要です。

Q6. Stella Enterprise、Stella Architect、Stella Professional の違いは何ですか?

A. Stella Professional はモデル構築・分析を中心とした製品です。Stella Architect は Professional のモデリング機能に加え、エンドユーザーが操作できるインタラクティブなインターフェースを構築・公開できます。Stella Enterprise は Architect の機能に加え、データベース接続、暗号化モデル、モデルのライセンス管理、Stella in Excel との連携など、企業向けの運用機能を備えています。

Q7. Stella Online と Stella Professional Online の違いは何ですか?

A. Stella Online はシンプルなモデルの作成に利用できる無料の機能制限版です。Stella Professional Online はストック数やエンティティ数などの制限を受けない本格的な Web モデリング環境で、感度分析、Calibration / Optimization、Dynamic Data Import / Export、Assemblies™ などを利用できます。

Q8. Stella Designer は何に使いますか?

A. Stella Designer は既存の Stella モデルに対して、ユーザーが操作できるインタラクティブな画面を作成するための製品です。トレーニングシミュレータ、フライトシミュレーター、経営向けのシミュレーション画面などに利用できます。

Q9. プログラミングスキルは必要ですか?

A. 基本的な Stella のモデル構築に、一般的なプログラミング言語は必須ではありません。ダイアグラム上でモデル構造を作成し、専用の数式編集環境を使ってモデルを定義します。

Q10. 既存データやデータベースと連携できますか?

A. Stella 製品では Excel などとのデータ連携機能を利用できます。Stella Enterprise ではさらにデータベース接続に対応し、モデルのパラメータやシミュレーション結果を組織内のデータベースと連携できます。

Q11. サーバーや外部プログラムからモデルを実行できますか?

A. Stella Simulator を利用できます。XMILE モデルをコマンドラインから実行し、外部プログラムからシミュレーションを制御したり、サーバーや HPC 環境で複数のシミュレーションを実行したりできます。

Q12. 自社にはどの製品が適していますか?

A. 主な選び方は次の通りです。

  • モデル構築・分析が中心 → Stella Professional
  • モデル構築+インタラクティブなインターフェース作成 → Stella Architect
  • データベース連携・暗号化モデル・企業向けモデル運用 → Stella Enterprise
  • ブラウザで本格的にモデルを構築・共有 → Stella Professional Online
  • シンプルな Web モデリングを試したい → Stella Online
  • 既存モデルにユーザー向けインターフェースを追加 → Stella Designer
  • サーバー・HPC・バッチ処理・外部プログラム連携 → Stella Simulator
  • ビジネス向けの既存 iThink モデルやシミュレーションを利用 → iThink

利用目的、ユーザー数、モデルの共有方法、データベース連携やシステム組み込みの有無などによって適切な構成が異なります。製品選定やお見積もりについてはお問い合わせください。

メーカーの製品サイト
https://www.iseesystems.com/

【言語】英語