ユースケース 1: 外部攻撃面の棚卸し
シナリオ: 組織が、自社で公開している Web サーバー、VPN、リモートアクセス機器、クラウド環境を外部視点で洗い出したい。
Shodanの活用: 組織名、ASN、証明書情報、IP レンジ、ホスト名を使って関連資産を検索し、公開ポートやサービスを一覧化します。Monitor を組み合わせることで、その後の変化も継続的に追跡できます。
期待できる成果: 把握漏れのある公開資産、不要な公開サービス、放置された検証環境などの発見につながります。
Shodan は、インターネットに公開されたデバイスやサービスのメタデータを継続的に収集・インデックス化する、インターネットインテリジェンスプラットフォームです。ルーター、VPN機器、サーバー、Webカメラ、IoT 機器、産業用制御システムなど、外部から観測可能な資産のバナー情報、開放ポート、証明書情報、ホスト名、地理情報などを把握できます。従来の検索エンジンがWebページの内容を対象とするのに対し、Shodan はネットワーク露出の把握に強みを持ち、外部攻撃面管理、脆弱性調査、脅威インテリジェンス、IT 資産管理に役立ちます。
Shodan は Web ベースの検索エンジンに加え、Shodan Monitor、Shodan Maps、Shodan Images、Developer API などを提供します。開発者向けには、IP Information、DNS Database、Data Stream を土台として、REST API、Streaming API、CLI、Snippets などの機能が用意されており、検索、監視、レポート生成、自動化を柔軟に統合できます。
Shodan のメイン検索、Maps、Images、一般的な IP ルックアップは、主に直近 30 日以内に観測された最新データを表示します。Shodan は少なくとも週 1 回インターネットをクロールしており、より迅速な変更検知やイベント監視が必要な場合は、Shodan Monitor や Streaming API を利用します。
要するに Shodan は、外部から見える自社資産の把握、設定不備や公開リスクの早期発見、継続監視、自動化された調査・運用を支えるための中核基盤です。
Shodan は、インターネット上でアクセス可能なデバイスやサービスを発見するための検索プラットフォームです。通常の検索エンジンがWebページの本文やリンクを収集するのに対し、Shodan はネットワークレベルで IP アドレスとポートを観測し、サービスが返すバナー情報をインデックス化します。そのため、「自社のどの資産が外部から見えているのか」「どのソフトウェアやプロトコルが公開されているのか」「既知の脆弱性に関連する資産がないか」といった問いに、外部視点で答えやすくなります。
Shodan の価値は、単なる検索ではなく、継続的な外部可視化にあります。検索エンジンとして調査に使えるだけでなく、Monitor による継続監視、DNS Database を活用した攻撃対象領域の把握、Maps や Images による視覚的確認、API や CLI による自動化まで、一連のワークフローをまとめて支援できます。
公開資産の把握、設定ミスの早期発見、脆弱性対応の優先順位付け、第三者リスクの把握、研究・分析用途まで、Shodan は幅広い部門で活用できます。社内のセキュリティ運用だけでなく、外部公開資産に関するデータドリブンな説明責任を果たしたい組織にも適した製品です。
Shodan は、インターネット上の IP アドレスとポートに対して継続的に接続を試み、サービスが返すバナー情報を収集します。バナーには、ソフトウェア名、バージョン、タイトル、証明書、ホスト名、地域、開放ポート、プロトコル情報などが含まれる場合があります。これにより、通常の Web クローリングでは把握しにくいサーバー、VPN、メール、データベース、ICS/OT、IoT 機器などの公開状況を検索できるようになります。
Shodan のメイン検索、Maps、Images、および一般的な IP ルックアップは、過去 30 日以内に取得された最新バナーを表示します。Shodan 自体は少なくとも週 1 回インターネットをクロールしており、検索結果は「現在その IP / ポートで観測された最新の状態」を把握する用途に向いています。一方で、長期的な集計や傾向分析には Trends や Enterprise 向けデータの活用が適しています。
また、Shodan Monitor は通常の検索とは異なる時間軸で動作し、ダッシュボードでは過去 48 時間のデータを重視します。ドメインやホスト名を使った監視では、Shodan DNSDB を利用して関連サブドメインやホスト名を把握し、クラウドや変動 IP の多い環境でも継続的に資産を追跡できます。監視対象の DNS 情報は定期的に更新されます。
重要: Shodan が収集するのは、外部から観測可能な公開情報です。対象システムにログインしたり侵入したりする仕組みではありません。したがって、内部ネットワークや非公開セグメントの可視化には内部スキャナーや認証付き診断と併用するのが適切です。
| Membership | Freelancer | Small Business | Corporate API | Enterprise License | |
|---|---|---|---|---|---|
| クエリクレジット/月 * | 100 | 10,000 | 200,000 | 無制限 | 無制限 |
| スキャンクレジット/月 | 100 | 5,120 | 65,536 | 327,680 | 無制限 |
| 監視対象IP | 16 | 5,120 | 65,536 | 327,680 | 無制限 |
| 利用可能な検索フィルター | [Vuln][tag]を除くすべて | [Vuln][tag]を除くすべて | [tag]を除くすべて | すべて | すべて |
| ユーザー数 | 1 | 1 | 1 | 1 | カスタム |
| Shodan Searchページ | 20 | 20 | 200 | 200 | 200 |
| Shodan Monitor | |||||
| Shodan Trends | |||||
| Private firehose | |||||
| IP検索 | |||||
| IP一括検索 | |||||
| バルクデータ | |||||
| InternetDB | |||||
| Full firehose | |||||
| Internet scanning API |
*すべての API プランはレート制限やクレジット制限の対象となります。1 クエリクレジットで 100 件の結果をダウンロードできます。
※プラン内容・制限値・提供機能は変更される場合があります。公開時点の最新料金ページとあわせてご確認ください。
シナリオ: 組織が、自社で公開している Web サーバー、VPN、リモートアクセス機器、クラウド環境を外部視点で洗い出したい。
Shodanの活用: 組織名、ASN、証明書情報、IP レンジ、ホスト名を使って関連資産を検索し、公開ポートやサービスを一覧化します。Monitor を組み合わせることで、その後の変化も継続的に追跡できます。
期待できる成果: 把握漏れのある公開資産、不要な公開サービス、放置された検証環境などの発見につながります。
シナリオ: 新たに注意が必要な脆弱性が公開され、自社の外部公開資産への影響をすばやく確認したい。
Shodanの活用: 製品名、バナー、バージョン、CVE 関連情報、IP 範囲などで絞り込み、外部から観測される対象ホストを洗い出します。必要に応じて再確認を行い、優先順位付けに役立てます。
期待できる成果: 影響範囲の一次把握が速くなり、確認対象を絞り込みやすくなります。
シナリオ: クラウド利用が多く、IP が変動しやすい環境で公開資産の管理を行いたい。
Shodanの活用: ドメインやホスト名を Monitor に登録し、DNS Database を使って関連サブドメインやホストを把握しながら継続監視します。
期待できる成果: 固定 IP 前提では見落としやすいクラウド上の資産も追跡しやすくなります。
シナリオ: 研究者やアナリストが、特定のプロトコル、製品、地域分布、長期トレンドを分析したい。
Shodanの活用: Search、Maps、Trends、CLI の統計機能を利用し、製品別・国別・ポート別の分布や変化を確認します。
期待できる成果: 研究レポート、技術ブログ、社内分析資料などの作成を効率化できます。
シナリオ: 不審な IP や外部公開ホストについて、迅速に周辺情報を集めたい。
Shodanの活用: IP 情報、公開ポート、バナー、証明書、関連サービスなどを参照し、対象の性質や公開状況を把握します。必要に応じて API で既存の調査フローに組み込みます。
期待できる成果: 初動の情報収集が効率化され、調査の着手を早められます。
シナリオ: 運用や開発のプロセスの中で、公開資産の確認を自動化したい。
Shodanの活用: REST API、Streaming API、CLI を使って、特定の IP の状態確認、統計取得、監視対象管理、イベント連携などを自動化します。CLI なら簡単な検証や運用タスクを素早く実行できます。
期待できる成果: 手作業の確認工数を減らし、継続的な確認プロセスを整備しやすくなります。
Shodan は、組織のインターネット向け攻撃面を理解し、外部公開資産を継続的に把握するための強力なプラットフォームです。検索、可視化、監視、自動化までを一体で扱える点が大きな強みであり、特に Shodan Developer の DNS Database、Streaming API、CLI といった機能は、運用への組み込みやすさを高めます。外部視点のインテリジェンスをセキュリティ運用に取り込みたい組織にとって、Shodan は有力な選択肢です。
メーカーの製品サイト
https://developer.shodan.io/

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