もくじ
1. 製品概要と提供価値
Horizon DataSysは、Windows環境の復元・保護・運用安定化に特化したソフトウェア群を提供しています。
PCのダウンタイム、設定変更による不具合、ユーザー操作ミス、更新失敗などが直接コストとリスクに結びつく環境において、「短時間で元の状態へ戻す」ことを中心価値として設計されています。
同社製品は大きく2つの復旧モデルを軸に構成されます。
- 再起動で既定状態(ベースライン)へ戻す(ベースライン復元)
- スナップショット(復元ポイント)へ瞬時に戻す(ロールバック)
さらに、障害時の“最後の砦”として有効なイメージング(ディスク丸ごとバックアップ/復旧)、そして環境によっては重要になるより安全なブラウジング制御も、用途に応じて組み合わせ可能です。
2. 解決できる4つの運用課題
2-1. エンドポイントは時間とともに“ズレる”
Windows端末は運用しているだけで、更新、設定変更、ドライバ導入、アプリ追加、レジストリ変更、試行錯誤の“その場しのぎ”が積み重なり、端末状態が徐々に不安定になります。共有端末(教室、ラボ、図書館、受付端末、研修室)では特に顕著です。
2-2. 障害は都合よく発生してくれない
マルウェア感染、誤設定、アプリ不具合、パッチ失敗、ユーザーミスは業務時間中にも起こります。ダウンタイムが高い環境ほど、復旧の“速さ”が重要です。
2-3. 再イメージは確実だが遅い
再イメージ(OS再展開)は確実ですが、手間と時間がかかり、ユーザー停止・現場対応・周辺設定復元などの運用コストが膨らみます。
2-4. 安定運用とセキュリティ要求がつながってきた
端末の安定性だけでなく、教育現場や公共端末などでは、ブラウジングの適正化やポリシー準拠も運用上の必須要件になることがあります。
3. 製品ラインアップ
Horizon DataSysの代表的な製品は次のとおりです。
- Reboot Restore:再起動でベースライン復元(共有端末の“毎回初期化”に強い)
- RollBack Rx Professional:スナップショットから瞬時ロールバック(更新・変更の失敗対策に強い)
- RollBack Rx Server Edition:サーバー向けロールバック(サーバー復旧の迅速化を狙う)
- Drive Cloner Rx:ディスクイメージング/ベアメタル復旧(物理障害や移行にも対応しやすい)
- SPIN Safe Browser:より安全なブラウジング制御(利用環境に応じたポリシー適用を想定)
用途別の選び方はシンプルです。
- 共有端末を“毎回クリーン”にしたい → Reboot Restore
- 更新・導入・設定変更の失敗からすぐ戻したい → RollBack Rx
- OSが起動しない/ディスク交換/移行にも備えたい → Drive Cloner Rx
- 利用環境のルールに沿ったブラウジングを実現したい → SPIN Safe Browser
4. Reboot Restore(再起動でベースライン復元)
4-1. 何ができる製品か
Reboot Restoreは、PCを再起動すると、事前に定めた“ベースライン(既定状態)”へ自動的に戻すタイプの復元ソリューションです。
共有・多人数利用の端末で起こりがちな、不要アプリのインストール、設定変更、意図しないシステム改変、マルウェア影響などを、再起動という運用動作だけで整流化できます。
4-2. ベースライン復元が向く運用
- 教室/PCルーム/研修室の端末(授業・研修ごとに同一状態に戻したい)
- 図書館や公共施設の閲覧端末(不特定多数利用で汚れやすい)
- 受付・案内・キオスク端末(安定稼働が最優先)
- 期間限定イベントや短期運用(戻す運用が簡単)
4-3. 運用上のポイント
ベースライン復元は「バックアップ」とは異なり、“運用上の状態固定”のための仕組みです。
そのため、端末内に保存すべきデータがある場合は、ネットワークドライブやクラウド、別領域への保存設計など、運用設計と合わせて考えるのが基本です。
5. RollBack Rx Professional(スナップショットで瞬時ロールバック)
5-1. 何ができる製品か
RollBack Rx Professionalは、Windows端末の状態をスナップショット(復元ポイント)として保持し、必要なタイミングで任意のスナップショットへ短時間で戻すことを目的とした“タイムマシン型”の復旧ソリューションです。
更新適用、アプリ導入、ドライバ更新、設定変更、マルウェア被害、誤操作など、日々の運用で起こるトラブルに対し、再インストールや長時間の復旧作業に頼らず、迅速に正常状態へ戻すことを狙います。
5-2. ベースライン復元との違い
- Reboot Restore:戻る先は基本的に“1つ”(ベースライン)
- RollBack Rx:戻る先を“複数”持てる(変更前/変更後など複数時点に戻れる)
この違いにより、RollBack Rxは「端末を使い続けながら、失敗したら戻す」運用に向きます。
5-3. 代表的な活用例
- 月次パッチ適用前にスナップショット → 失敗時は直前へ復帰
- 業務アプリ更新前にスナップショット → 互換性問題が出たら戻す
- 設定変更・検証環境でスナップショット → すぐ“やり直し”可能
- 端末不調時に“直近の正常状態”へ戻して業務停止を最小化
5-4. ファイル/フォルダ単位の復元
ロールバックは端末全体を戻す用途だけでなく、スナップショットから必要なファイルを取り出す運用にも適します(運用ポリシーに応じて活用)。
6. RollBack Rx Server Edition(サーバー向けロールバック)
6-1. 何ができる製品か
RollBack Rx Server Editionは、サーバー環境向けに、スナップショットを用いた復旧を行うことを想定した製品です。
サーバーは端末より変更管理が厳格で、ダウンタイムの影響も大きいため、導入・運用は環境要件とリスク評価に基づいて検討するのが一般的です。
6-2. サーバーでの検討ポイント(一般的観点)
- どの変更をどの頻度で戻す必要があるか
- ストレージ消費・保持期間・運用手順をどう設計するか
- 重要システムでは既存のバックアップと役割分担をどうするか
- 復旧手順をテストし、運用フローに落とし込めるか
7. Drive Cloner Rx(ディスクイメージング/ベアメタル復旧)
7-1. 何ができる製品か
Drive Cloner Rxは、ディスクやパーティションを単位としたイメージング(丸ごとバックアップ/復元)により、障害時の復旧や移行を支援するユーティリティです。
ファイル単位バックアップとは異なり、OS・アプリ・設定を含む状態をまとめて復元できるため、ディスク障害や端末入れ替えのようなシナリオで有効です。
7-2. ロールバック/ベースライン復元があっても、イメージングが必要な理由
ロールバックや再起動復元は“日々の運用トラブル”を素早く戻すのに強い一方で、次のような状況ではイメージングが役立ちます。
- 物理ディスク故障や交換
- OSが起動できない状態からの復旧
- 端末のリプレース、移行、展開(同一構成の複製)
- オフラインでの復旧が求められるケース
8. SPIN Safe Browser(より安全なブラウジング制御)
8-1. 何ができる製品か
SPIN Safe Browserは、教育現場や公共利用など、利用ポリシーや年齢層に応じたブラウジング制御が求められる環境で、より安全なWeb利用を実現することを目的としたソリューションです。
導入側がゼロから複雑な仕組みを組み上げなくても、一定のルールに沿ったブラウジング体験を提供しやすい点が特長です。
8-2. 復元ソリューションと組み合わせる意味
共有端末や学生端末などでは、端末の状態を戻す仕組み(復元)と、閲覧体験を整える仕組み(ブラウジング制御)を組み合わせることで、運用の再現性とポリシー準拠を両立しやすくなります。
9. 導入メリット
9-1. 端末トラブルからの復旧時間を短縮
問題の原因究明に時間をかけるより、まずは業務を止めずに戻す――この考え方が成立しやすくなります。
9-2. 共有端末の“汚れ”を自動で解消
利用者の操作による不要変更・蓄積を、運用動作(再起動)で整流化し、端末品質を均一化できます。
9-3. 更新・展開の“失敗時に戻れる”安心感
更新や展開前にスナップショットを取る運用により、失敗時の戻し作業が単純化し、計画的に前へ進めやすくなります。
9-4. 拠点が多い環境での標準化
学校・図書館・店舗・支店など拠点が分散していても、端末状態の再現性が高まり、現場依存の“属人的復旧”を減らせます。
9-5. ポリシーに沿ったWeb利用(必要な環境で)
教育・公共用途などで、閲覧ポリシーや年齢層に合ったブラウジング制御を組み込みやすくなります。
10. 代表的な利用シーン
- 公共端末/キオスク/来訪者用PC:再起動で常に同一状態に戻す運用
- 教育(教室・PCルーム):授業ごとの状態統一、トラブル時の即時復旧
- 企業のWindows端末運用:更新や導入での失敗時に迅速復旧、作業停止の最小化
- 小売/POS:安定稼働の確保、現場対応の負荷低減
- 研修室/トレーニング環境:頻繁な“やり直し”を前提にした復元設計
11. 比較検討
- 復元モデルの違い:ベースライン復元(毎回初期化型)か、スナップショット型か
- 運用対象:共有端末中心か、個人割当端末中心か
- 戻すタイミング:再起動トリガーか、任意時点への手動/自動ロールバックか
- 復旧の粒度:端末全体、またはファイル単位取り出しの要否
- 展開・標準化:複数拠点での統一運用に向くか
- 障害範囲:日常トラブル中心か、物理障害・移行まで含むか(イメージングの必要性)
12. よくある質問(FAQ)
Q1. ベースライン復元とスナップショット復元の違いは?
A. ベースライン復元は「戻る先が基本1つ」で、共有端末の状態固定に向きます。スナップショット復元は「戻る先が複数」で、更新や設定変更の“失敗時に任意時点へ戻す”運用に向きます。
Q2. Reboot Restoreはどんな端末に向きますか?
A. 多人数が使う端末、毎回同じ状態に戻したい端末、短時間で現場復旧したい端末に向きます。
Q3. RollBack Rxはどんな運用で効果的ですか?
A. 更新・導入・設定変更などの“変化”が多い環境で、事前に戻し点を用意し、失敗時に短時間で復旧したい場合に効果的です。
Q4. ロールバックがあればイメージングは不要ですか?
A. 物理ディスク故障やOS起動不能、端末入れ替え・移行など“オフライン復旧”が絡む場合、イメージングは有効な手段になります。
Q5. SPIN Safe Browserは何を目的に導入しますか?
A. 教育・公共用途などで、利用ポリシーに沿ったWeb利用や、より安全なブラウジング体験を提供したい場合に検討されます。
https://horizondatasys.com/
【言語】英語


