使い捨てメール対策の課題
WebサービスやSaaS、ECサイトでは、使い捨てメールアドレスを利用した複数アカウントの作成や、無料トライアルの繰り返し利用が問題になることがあります。
一方、疑わしいドメインをすべて拒否すると、正規ユーザーまで誤ってブロックする可能性があります。
こうした「過剰ブロック」と「見逃し」の両方を抑えるために利用できるのが、WhoisXML APIのDisposable Email Domains Databaseです。
0~100の信頼度スコアで判定
Disposable Email Domains Databaseでは、収録されている各ドメインに0~100の信頼度スコアが付与されます。
スコアが高いほど、使い捨てメールサービスに使用されている可能性が高いと判断できます。メーカーによるテストでは、99%の検出精度が示されています。
スコアに応じて、次の3段階で対応できます。
- Block:高スコアのドメインをブロック
- Verify:判断が難しいドメインを追加確認
- Allow:低スコアのドメインを許可
メーカーが示す設定例は、Blockが75~100、Verifyが41~74、Allowが0~40です。
これらは固定値ではありません。自社のサービス内容やリスク許容度に合わせて、しきい値を設定できます。
4つのシグナルと幅広い収録範囲
信頼度スコアは、公開ブロックリストへの掲載状況だけでなく、次の4つのシグナルグループを組み合わせて算出されます。
- ドメインプロファイル
- メール設定
- インフラストラクチャのフットプリント
- ブロックリスト回避の兆候
データベースでは、16万2,000件を超える使い捨てメールドメインを追跡しています。
そのうち2万5,000件以上は公開ブロックリストに掲載されていないドメインです。
データフィードは毎日再構築・更新され、新しく確認された使い捨てメールドメインにもスコアが付与されます。
システムで利用しやすいデータ形式
提供されるサンプルデータはCSV形式で、次の情報が含まれています。
- domain:対象ドメイン名
- confidence_score:0~100の信頼度スコア
- classification:ドメインの分類
- mx_seen:MXレコードの確認結果
- mx_checked:MXレコードの確認日
classificationには、disposable、likely-disposable、unknown、freeなどの分類が使用されます。
信頼度スコアと分類を組み合わせ、既存の会員登録システムや不正利用対策システムで独自の判定ルールを構築できます。
主な活用シーン
- WebサービスやSaaSの会員登録
- 無料トライアルの繰り返し利用対策
- 複数アカウントの不正作成対策
- ECサイトにおける初回特典の不正利用対策
- 正規ユーザーの誤ブロック防止
- ユーザー情報や連絡先データの品質管理
高リスクのドメインはブロックし、判断が難しいドメインには追加確認を行うことで、不正利用対策とユーザー体験のバランスを取りやすくなります。
まとめ
WhoisXML APIのDisposable Email Domains Databaseは、使い捨てメールドメインを一律に拒否するのではなく、0~100の信頼度スコアに応じた段階的な判定を可能にします。
- メーカーによるテストで99%の検出精度
- 16万2,000件を超えるドメインを追跡
- 公開ブロックリストにない2万5,000件以上のドメインを収録
- データフィードを毎日再構築・更新
- Block、Verify、Allowのしきい値を設定可能
使い捨てメールを利用した不正登録や、正規ユーザーの誤ブロックでお困りの場合は、WhoisXML APIおよびDisposable Email Domains Databaseについてお気軽にお問い合わせください。
今後も、セキュリティと実務運用の両面から役立つ情報を発信してまいります。
ぜひブックマークのうえ、最新記事をお見逃しなく!