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はじめに:Delphi/C++Builderでのチャート実装に課題を感じていませんか?
DelphiやC++Builderで業務アプリケーションを開発する際、データを視覚的にわかりやすく伝える「チャート」や「グラフ」の実装に手間を感じたことはありませんか?
売上推移、在庫状況、稼働率、KPI、分析結果、時系列データなど、業務アプリで扱うデータは多岐にわたります。
しかし、チャート機能を実装しようとすると、プラットフォームごとの対応、データの取り込み、ラベルの調整、見た目の統一、レポート出力など、意外に多くの工数が発生します。
そこで注目したいのが、TMS Softwareのチャートコンポーネント「TMS FNC Chart」です。
TMS FNC Chartは、Delphi/C++Builderアプリケーションにチャート、グラフ、ダッシュボード、データ可視化機能を組み込むためのクロスプラットフォーム対応コンポーネントです。
TMS FNC Chartとは
TMS FNC Chartは、VCL、FireMonkey(FMX)、TMS WEB Coreで利用できるチャートコンポーネントです。
Windowsデスクトップアプリ、マルチデバイスアプリ、Webアプリなど、用途に応じた開発環境でデータ可視化機能を実装できます。
対応するチャート形式も幅広く、棒グラフ、積み上げ棒グラフ、折れ線グラフ、面グラフ、散布図、レーダーチャート、円グラフ、ドーナツチャート、OHLC、ローソク足など、業務アプリで使われる主要なグラフ表現に対応しています。
単にチャートを表示するだけでなく、CSVやJSONからのデータ読み込み、TDataSetとの連携、仮想モードによる大量データ対応、PDF/SVG/PNG出力など、データの取り込みから表示、共有までを一貫して扱いやすい点が特長です。
理由1:単一コードベースでマルチプラットフォームに対応
TMS FNC Chartの大きな魅力は、クロスプラットフォーム対応です。
VCL、FireMonkey(FMX)、TMS WEB Coreで利用できるため、開発環境や対象プラットフォームに合わせてチャート機能を展開できます。
たとえば、既存のVCL業務アプリにグラフ機能を追加したい場合、FMXでWindows・macOS・iOS・Android・Linux向けに展開したい場合、TMS WEB CoreでWebアプリにチャートを表示したい場合にも活用できます。
プラットフォームごとに別々のチャート部品を選び直す必要が少ないため、デスクトップ、モバイル、Webをまたいだアプリケーション開発でも、実装や保守の負担を抑えやすくなります。
理由2:CSV・JSON・データベースまで柔軟に連携
チャート開発で手間がかかりやすいのが、データの取り込みです。
TMS FNC Chartは、用途に応じた複数のデータ読み込み方法に対応しています。
小規模な固定データであれば、コード上で直接データポイントを追加できます。
CSVファイルの読み込みにも対応しているため、Excelや業務システムから出力したデータをグラフ化する用途にも向いています。
REST APIなどから取得したJSONデータを扱える点も重要です。
ネストされたJSONデータから必要な値を取り出し、複数の系列を生成できるため、Webサービスや社内APIと連携したダッシュボード開発にも活用できます。
大量の時系列データや計算結果を扱う場合には、仮想モードを利用できます。
仮想モードでは、必要なデータをイベント経由で取得する設計にできるため、すべてのデータをチャート内部に保持せず、メモリ使用量を抑えながら表示できます。
さらに、TTMSFNCChartDatabaseAdapterを使用すれば、TDataSet由来のデータをチャートに反映しやすくなります。
レコードを手作業でループして系列を作成するコードを減らせるため、データベース連動の業務アプリでも実装を整理しやすくなります。
理由3:Smart Labelsとデザインタイム編集で見やすいチャートを作成
チャートは、単に表示できればよいわけではありません。
業務アプリでは、見やすさ、読み取りやすさ、画面全体との統一感が重要です。
TMS FNC Chartには、Object Inspectorから利用できるデザインタイムエディタが用意されています。
シリーズ、軸、凡例、タイトル、外観などを画面上で設定できるため、すべてをコードで記述しなくても、チャートの土台を効率よく作成できます。
特に便利なのが、Smart Labelsです。
データ数が多いチャートでは、X軸やY軸のラベルが重なって読みにくくなることがあります。Smart Labelsは、チャート幅や表示状況に応じてラベルの間隔や回転を自動調整し、可読性を保ちやすくします。
また、横向きチャートにも対応しています。
ランキング、比較表、進捗状況、項目名が長いデータなどは、縦棒グラフよりも横向き表示の方が見やすい場合があります。
複数のチャート形式を組み合わせる混在チャート、しきい値に応じた色分け、画像マーカー、アニメーション、3D表示なども利用できるため、データの意味を伝えやすい画面作りに役立ちます。
理由4:PDF・SVG・PNG出力でレポートやWeb活用にも対応
チャートはアプリ画面に表示するだけでなく、レポートや資料として出力したい場面も多くあります。
TMS FNC Chartは、PNG画像出力のほか、PDFやSVGといった形式への出力にも対応しています。
PNGはスクリーンショットやプレゼン資料に使いやすく、PDFは印刷用レポートや社内資料に適しています。
SVGは拡大しても劣化しにくいため、Webページへの埋め込みやベクター形式での利用に向いています。
画面上で表示している売上グラフや分析チャートを、報告資料やWebコンテンツとして活用しやすくなります。
データの取り込みから表示、見た目の調整、出力までを1つのチャートコンポーネントで扱えるため、データ可視化機能をアプリの中だけで完結させず、共有や資料化まで広げられます。
TMS FNC Chartが向いている開発シーン
TMS FNC Chartは、次のような用途に適しています。
- 業務ダッシュボード:売上、在庫、KPI、稼働率などをグラフで表示
- CSV/JSONデータの可視化:外部ファイルやREST APIのデータをチャート化
- データベース連動の分析画面:TDataSet由来のデータをチャートとして表示
- 大量の時系列データ表示:仮想モードを使ってメモリ使用量を抑えながら表示
- ランキング・比較表示:横向きチャートやSmart Labelsで見やすく整理
- レポート出力:PDF、SVG、PNG形式でチャートを出力
- クロスプラットフォーム開発:VCL、FMX、TMS WEB Coreでチャート機能を活用
業務データを「表」だけで見せるのではなく、変化や傾向、比較を直感的に伝えたい場合、チャート機能は大きな効果を発揮します。
まとめ:TMS FNC ChartはDelphi/C++Builderのデータ可視化を強化する実用的な選択肢
TMS FNC Chartは、Delphi/C++Builderでのチャート開発における課題を幅広くカバーするコンポーネントです。
クロスプラットフォーム対応により、VCL、FMX、TMS WEB Coreでチャート機能を活用できます。
CSV、JSON、仮想モード、データベースアダプタにより、さまざまなデータソースに対応できます。
Smart Labelsやデザインタイムエディタにより、見やすく整ったチャートを作成しやすくなります。
PDF、SVG、PNG出力により、画面表示だけでなく、レポートやWeb活用にも展開できます。
Delphi/C++Builderアプリケーションにデータ可視化、グラフ、ダッシュボード、レポート出力を追加したい場合、TMS FNC Chartは開発効率と表現力の両面で検討しやすい選択肢です。
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