dBASE®製品スイート
最新のWindows高速開発からDOSアプリ維持まで、すべてをカバー。
製品概要
dBASE製品スイートは dBASE® 2019、dBASE™ Classic、dbDOSv™、dbfUtilities™、SQL Utilities™ で構成され、最新の Windows アプリ開発と数十年前の DOS アプリ維持を同時に支援します。各モジュールは独立しており、必要に応じて組み合わせて導入可能です。
dBASE® 2019 – 最新Windows向けデータベース開発環境
dBASE 2019 は Windows で データベース中心のデスクトップアプリを高速開発できる RAD ツールです。
- 統合ビジュアル IDE(フォームデザイナ、メニュー、デバッグなど)
- 分かりやすい dBASE/xBase 言語(オブジェクト指向拡張あり)
- .dbf 形式標準対応+ ADO/OLE DB・ODBC 経由で MySQL、SQL Server などと接続
ライト/ダーク切替が可能な IDE、高速コンパイラ、ArrayRowSet など新コンポーネントを搭載。32 ビット EXE を生成し、Windows 10/11(64 ビット)上でも安定動作します。
dBASE™ Classic – DOS版 dBASE V を再パッケージ
dBASE Classic は 1990 年代の dBASE V for DOS をそのまま再現。既存 .dbf 資産を変換なしで扱えます。
- DOS テキスト IDE・コンパイラを完全収録
- 32 ビット DOS 実装で旧 16 ビット版より高速動作の可能性
- 動作には DOS エミュレータ(推奨:dbDOSv)を要します
dbDOSv™ – DOS版 dBASE を Windows 上で実行
dbDOSv は MS-DOS エミュレータで、dBASE Classic などの DOS アプリを Windows 10/11(32/64 ビット)上に移行します。
- Windows プリンタへシームレス印刷
- 高解像度ディスプレイ対応
- GUI 設定ツールで DOS 環境を簡単管理
- レガシーコードを改修せず現行 OS で稼働
dbfUtilities™ – .dbfファイル操作ツール群
- dbfCompare™ – 2 つの .dbf を比較し差分を表示
- dbfExport™ 3 – .dbf を CSV・Excel・JSON などへエクスポート
- dbfImport™ 2 – CSV・Excel から .dbf へインポート
- dbfInspect™ – GUI でテーブル参照・編集、削除レコードのパックも可能
SQL Utilities™ – moveSQL™ & dumpSQL™
- moveSQL™ – MySQL® / PostgreSQL® / SQLite® / SQL Server® 間でテーブルまるごとコピー
- dumpSQL™ – 上記 DB から XML・CSV・JSON・Excel へエクスポート
大掛かりな ETL ツール不要で、SQL → SQL/SQL → ファイル間の移行を簡易化します。
導入メリット
- レガシーと最新を同時対応 – dBASE 2019 で新規開発、Classic+dbDOSv で旧 DOS 資産維持
- 高い後方互換性 – .dbf を軸に新旧システムを共存
- 高速 RAD – xBase 言語と統合 IDE で短期間開発
- 段階的リスク削減 – DOS → Windows へのスムーズな移行ロードマップ
- 豊富なデータ連携ツール – dbfUtilities・SQL Utilities による容易なデータ移行
- 公式サポート & コミュニティ – dBase, LLC の技術支援と長年のユーザーベース
事例紹介
事例A:部署内アプリを短期開発
人事部が dBASE 2019 で研修管理アプリをドラッグ & ドロップで構築。後日 ADO 経由で SQL Server と連携し拡張。
事例B:SQL データ統合・移行
MySQL と PostgreSQL を併用していた企業が moveSQL でテーブルを集約し、dumpSQL で分析用に Excel へ出力。ETL ツール不要でコスト削減。
FAQ
- Q: dBASE 2019 は 64 ビット Windows で動きますか?
- A: 32 ビットアプリですが Windows 10/11(64 ビット)で問題なく動作します。
- Q: dBASE III+ / IV の .dbf を dBASE 2019 で使えますか?
- A: はい。そのまま利用できます。テーブルを新レベルへ変換すると機能が増える場合もあります。
- Q: dbfUtilities はすべての .dbfに対応?
- A: 原則 dBASE IV 以降の形式に対応。古い派生形式では制限がある場合があります。
- Q: dbDOSv は dBASE Classic や dBASE 2019 に同梱?
- A: 別製品です。64 ビット OS で DOS アプリを動かす際は dbDOSv を別途ご購入ください。
- Q: SQL Utilities は Oracle に対応?
- A: moveSQL / dumpSQL は現在 MySQL・PostgreSQL・SQLite・SQL Server に対応しています。
サマリー
dBASE® 製品スイート は、レガシー資産を活かしつつモダナイズ を進めたい企業に最適なワンストップ・ソリューションです。dBASE 2019 で最新 Windows アプリを高速開発し、dBASE Classic + dbDOSv で DOS 資産を延命。dbfUtilities と SQL Utilities がファイルベース/SQL ベースのデータ橋渡しを担い、段階的かつ低リスクで移行を実現します。
メーカーの製品サイト
http://www.dbase.com/
【言語】英語