目次
1. 概要
3. 製品紹介
3.1 PIX4Dmapper
3.2 PIX4Dmatic
3.3 PIX4Dfields
3.4 PIX4Dreact
3.5 PIX4Dsurvey
3.6 PIX4Dcloud
3.7 PIX4Dinspect
3.8 PIX4Dcatch
3.9 PIX4Dengine
4. 導入メリット
5. 代表的なユースケース
6. よくある質問
概要
Pix4D は、空撮および地上撮影画像を高精度な 2‑D マップと 3‑D モデルへ変換する、プロフェッショナル向けフォトグラメトリ ソフトウェアを包括的に提供しています。測量・建設から農業、インフラ点検、防災まで幅広い業界ニーズに対応し、現実世界をデジタル化して意思決定に活かすことができます。
主力製品 PIX4Dmapper は、画像を測量グレードのオルソモザイク、点群、テクスチャ付きモデルに変換。次世代製品 PIX4Dmatic は数千枚規模の高解像度画像を高速処理し、大規模プロジェクトに最適です。PIX4Dfields は農業分野向けに、オフラインでも作物健康マップや可変施肥処方を数分で生成。PIX4Dreact は軽量 PC でインターネット不要の高速 2‑D マッピングを実現し、緊急対応時の状況把握を数分で支援します。PIX4Dsurvey は点群から CAD 向けベクターデータを効率的に抽出し、設計業務へ橋渡しします。
クラウド基盤の PIX4Dcloud はオンライン処理や進捗確認、共同作業を提供。インフラ点検用 PIX4Dinspect は AI で資産をデジタルツイン化し、安全かつ迅速な点検を可能にします。モバイルアプリ PIX4Dcatch は、RTK 対応ハードウェアと組み合わせることで高精度の地上データ取得をサポート。エンタープライズ向け PIX4Dengine は API / SDK で Pix4D のアルゴリズムを自社システムに統合できます。
Pix4D スイートにより、組織はワークフローを自動化し、センチメートル級精度で時間とコストを削減し、より良い意思決定を実現できます。先進のコンピュータビジョン技術、デスクトップとクラウドの柔軟な構成、業界特化機能により、Pix4D はドローン写真測量のリーダーであり続けています。
Pix4D ソフトウェアスイート:製品概要と価値提案
Pix4D は 2011 年にスイス EPFL のスピンオフとして設立され、ドローン写真測量・マッピング分野で世界 60,000 人超のプロフェッショナルに利用されています。画像を正確な地理参照付きオルソモザイク、DSM/DTM、点群、3‑D モデルへ変換し、測定・解析を可能にします。
価値提案
* 高精度 – GCP や RTK/PPK によりセンチメートル級誤差を達成し、品質レポートと rayCloud™ で精度を検証。
* 効率 & 安全性 – 自動処理で従来の人手や危険を伴う作業を削減し、プロジェクト時間を大幅短縮。
* 柔軟な導入 – オフライン デスクトップ、スケーラブルなクラウド、API 連携により多様な IT ポリシーに適合。
* 業界特化 – 分野別モジュールが汎用ツールより高い ROI を提供。
* 相互運用性 – CAD / GIS / BIM / 農業機械と連携する標準フォーマットを出力。
* スケーラビリティとサポート – 小規模サブスクリプションからエンタープライズ展開まで拡張可能。
製品紹介
PIX4Dmapper – プロフェッショナル ドローン マッピング
* センチメートル精度(水平 1–2 × GSD、垂直 1–3 × GSD)。
* rayCloud™ によるビジュアル QA と手動タイポイント編集。
* 品質レポート で再構成指標と GCP 誤差を確認。
* ローカル / クラウド処理、GeoTIFF・LAS/LAZ・OBJ・DXF など多形式出力。
* 数千枚規模のプロジェクトに最適な成熟ツール。
PIX4Dmatic – 次世代 大規模マッピング
* 5,000 枚超の高解像度画像を高速処理(Mapper 比 50–70 % 短縮)。
* 回廊・広域測量に最適化したスケーラブル キャリブレーション。
* PIX4Dcatch の LiDAR データ融合に対応。
* スマートデフォルトで操作を簡素化、PIX4Dsurvey へシームレス連携。
PIX4Dfields – 精密農業マッピング
* オフライン高速処理 – ノート PC で数分。
* 作物指標(NDVI/NDRE ほか)と可変施肥処方(Shapefile・ISOXML)。
* ドローン + 衛星データのハイブリッド分析。
* 区画注釈、距離・面積測定、PDF レポート生成。
PIX4Dreact – 緊急対応向け 2‑D 高速マッピング
* 数分でオルソモザイク作成、軽量 PC でオフライン動作。
* 注釈・測定ツール、マーカーの GeoJSON / Shapefile エクスポートと PDF 報告。
* マップ比較による変化検出。
PIX4Dsurvey – フォトグラメトリと CAD の橋渡し
* スマートベクタ化 でポリライン・ブレイクライン・点抽出を効率化。
* 地面分類 & TIN 生成で等高線作成。
* フォトグラメトリと LiDAR 点群を融合。
* DXF・SHP・LandXML で CAD へ即出力。
PIX4Dcloud – クラウド処理 & コラボレーション
* 画像をドラッグ&ドロップで自動フォトグラメトリ処理。
* ブラウザ上で 2‑D / 3‑D ビュー、距離・面積・体積ツール、タイムライン比較。
* BIM/CAD オーバーレイや進捗追跡など AEC 機能。
* 安全なリンク共有、Trimble Connect 連携、API 提供。
PIX4Dinspect – ドローン点検 & 資産解析
* AI による部材認識(アンテナ、ボルト、損傷など)。
* ブラウザで安全に 3‑D モデルを点検。
* PDF レポート生成やインタラクティブ モデル共有。
* 一般的なフライトプラン・手動撮影データに対応。
PIX4Dcatch – モバイル 3‑D スキャン
* iOS/Android で AR ガイド付き撮影、RTK 連携でセンチメートル精度。
* LiDAR 対応端末で深度情報を融合。
* PIX4Dmatic / mapper / cloud へ簡単転送。
PIX4Dengine – エンタープライズ統合 & 自動化
* クラウド API でホワイトラベル処理。
* オンプレ SDK で私設サーバー運用。
* 写真測量を自社 GIS / 資産管理システムに自動組込。
導入メリット
* 測量グレード精度 により手戻り削減、信頼できる意思決定。
* 工数 50–70 % 削減 で生産性向上。
* 作業安全性向上 – 危険な現場作業をドローン・モバイル収集に置換。
* 統合スイート でベンダー分散を回避。
* 柔軟なデプロイ – オフライン デスクトップ、協働クラウド、API 連携。
* 標準フォーマット により CAD / GIS / BIM フローへ容易に統合。
* 拡張可能なライセンス と手厚いサポートで迅速導入。
代表的なユースケース
1. 測量 & マッピング – トポ測量、回廊マッピング、鉱山体積計測。
2. 建設 & インフラ – 進捗管理、土量計算、BIM オーバーレイ。
3. 精密農業 – 作物健康診断、可変施肥、収量最適化。
4. 点検 & 資産管理 – 通信塔、送電線、風力発電、外壁点検。
5. 防災 & 公共安全 – 災害現場マップ、事故再現、捜索救助。
よくある質問
Q. どの製品を選べば良いですか?
A. 測量には Mapper や Matic、農業用途には Fields、緊急対応には React、点検には Inspect、CAD ベクタ化には Survey、共同作業には Cloud、自動化には Engine をご検討ください。組み合わせてご利用いただくことも可能です。
Q. 必要なハードウェアは?
A. マルチコア CPU、16〜64GB の RAM、ディスクリート GPU、SSD を推奨いたします。React は一般的なノートパソコンでも動作しますが、Matic を用いた大規模案件にはワークステーションのご使用をおすすめします。
Q. オフラインで使えますか?
A. デスクトップ製品はアクティベーション後、オフラインでもご利用いただけます。ただし、Cloud や Inspect はオンライン専用です。
Q. 出力と他ツールとの連携は?
A. GeoTIFF、LAS/LAZ、OBJ/FBX、DXF/SHP/LandXML、PDF/CSV などに対応しております。主要な CAD・GIS・BIM ソフトウェアと連携が可能です。
Q. データセキュリティは大丈夫ですか?
A. Cloud 製品は暗号化された AWS 上で運用されております。機密性の高い案件には、デスクトップ製品や Engine を用いたオンプレミスでの完全ローカル管理が可能です。
Q. 習得は難しいですか?
A. テンプレート付きの GUI と、充実したドキュメントやトレーニング資料により、短期間での習得が可能です。
試用版ダウンロードはこちら

メーカーの製品サイト
https://www.pix4d.com/
【言語】英語