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010 Editorスクリーンショット

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010 Editorは、バイナリテンプレートとC風スクリプトでバイナリとテキストを構造的に解析・編集できる、クロスプラットフォームのプロ向けHex/テキストエディタです。

010 Editor

商品コード:
10008041*1201~10008041*1202

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メーカーへの確認が必要な製品です。見積依頼からお手続きください。

メーカー:
SweetScape Software
JANコード:
10001444
関連カテゴリ:
文書作成 > テキストエディタ
ユーティリティ > バイナリエディタ

【ライセンス種類】

Commerical license新規 サポートメンテナンス更新
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サマリー

010 Editor は、SweetScape が提供するプロフェッショナル向け hexエディタテキストエディタ です。Windows/macOS/Linux に対応し、最大の特長である バイナリテンプレート(Binary Templates) により、バイナリファイルを名前付きフィールドや階層構造として解析・表示できます。これにより複雑なフォーマットでもひと目で意味を理解し、誤りの少ない編集が可能になります。組織では、バイナリ診断の高速化、チーム間でのレビュー標準化、手作業のオフセット編集に伴うリスク削減のために採用されています。

従来のhexエディタがオフセットを並べて見せるだけなのに対し、010 Editorは バイナリテンプレートC風スクリプト を組み合わせ、解析→変数の可視化→検証・変換までを自動化可能なワークフローとして提供します。テンプレート+スクリプトはテキスト資産としてバージョン管理でき、プロジェクトをまたいで再利用・共有しやすいため、エンタープライズ運用にも適しています。

さらに、010 Editor は 高度なテキストエディタ としても活躍します。Tree-sitter による45以上の構文のリアルタイム解析、矩形選択(カラムモード)大容量ファイル対応 などを備え、ソースコードからログ、バイナリアーティファクトまでを一つのツールで扱えます。バイナリ解析向けには バイト単位の比較チェックサム/ハッシュ(CRC-32、SHA-256 など)ヒストグラム/エントロピー、値解釈に役立つ インスペクタ、そして ディスアセンブラ(x86、ARM、MIPS、PowerPC、SPARC、SystemZ、XCore)を搭載。より低レベルが必要な場合は ドライブのオープン にも対応し、トリアージやリカバリ作業を支援します。

組織展開の観点では、クロスプラットフォームの機能同等性、30日間の評価版、GUI と コマンドライン の両方に対応した自動化(ヘッドレス比較を含む)、学習を後押しする テンプレート/スクリプトのエコシステム が評価されています。主要ユースケースは リバースエンジニアリングDFIRファームウェア/ファイルフォーマット開発データ復旧QA/検証 など。ツールの統合により、精度向上とコンテキストスイッチ低減を同時に実現します。


010 Editor — 製品概要と価値提案

Windows/macOS/Linux を横断して、バイナリとテキストのワークフローに「構造・速度・安全性」を提供します。
010 Editor は、深い hex編集ファイルフォーマット解析スクリプトによる自動化 を、充実した テキスト編集 とひとつに統合。迅速な診断・比較・修復を可能にし、その手順を正確に ドキュメント化 できます。


製品紹介

010 Editorとは

010 Editor は hexエディタテキストエディタ を兼ね備え、独自の バイナリテンプレート によって、オフセットではなく フィールド 単位で理解・編集できるようにします。加えて、Tree-sitter によるリアルタイム構文解析、強力な検索置換、カラムモード、大容量対応など、モダンなテキスト編集機能を提供。ソースコード・ログ・バイナリを一つの画面で扱える「ワンストップ」環境を実現します。

主要機能(一覧)

  • バイナリテンプレート(BT): バイナリを階層的な変数へ解析。既知フォーマットへの自動適用、テンプレート結果からの直接編集、C風シンタックスでの自作に対応。
  • スクリプト: 350+ 関数 のC風言語。ブレークポイントやウォッチによるデバッグ、バッチ処理向けコマンドライン実行。
  • 高度な解析ツール: バイト精度の比較(Eugene Myers強化アルゴリズム)チェックサム/ハッシュ(CRC-16/32、MD系、SHA-1/256/384/512、RIPEMD160、TIGER)ヒストグラム/エントロピーインスペクタ、ナビゲーションに役立つ ミニマップ
  • ディスアセンブラ: x86、ARM、MIPS、PowerPC、SPARC、SystemZ、XCore を内蔵。テンプレートの 「Opcode」型からも利用可能。
  • ドライブ編集: 論理/物理ドライブのオープン、パーティション(MBR/EFI)、ディレクトリ/ブロック/スラック領域の閲覧など(書き込み運用は社内ポリシーに合わせて管理)。
  • モダンなテキスト編集: Tree-sitter による45+言語のリアルタイム解析、カラムモード、50GB超の大容量、無制限アンドゥ。
  • クロスプラットフォーム&評価版: Windows 11/10、macOS 10.14–15、Ubuntu 18.04–25.04。30日間の評価版 を提供。

導入メリット

情シス/意思決定者向け

  • バイト編集のリスク低減: テンプレートで名前付きフィールドとして編集でき、どのバイトがどの変数に対応するかを常に可視化。
  • 知識の標準化: テンプレートがファイルの意味論をドキュメント化。スクリプトは再現可能な手順をコード化し、デバッガで検証。
  • 洞察までの時間短縮: ヒストグラム/エントロピー、チェックサム、差分により未知ファイルのトリアージを加速。インスペクタで即時に型を確認。
  • ツール統合: テキスト編集とバイナリ解析を1本化し、ツール乱立と切り替えコストを削減。
  • エンタープライズ展開: GUIとCLIの併用、クロスプラットフォーム同等性、30日評価で購入前に検証可能。

セキュリティ/DFIR/リバースエンジニアリング向け

  • 初日からの可視化: コミュニティ/社内テンプレートを適用し、ヘッダやレコード、フラグ、チェックサムをラベル付き変数として表示。
  • コンテキスト内ディスアセンブル: 内蔵ディスアセンブラやテンプレートの 「Opcode」で埋め込みコードやファーム領域を確認。
  • ドライブトリアージ: 調査・復旧シナリオでディスク/パーティションをオープンし、ディレクトリやスラック領域を探索。(書き込みは社内手順に従う)
  • 再現性: 一度の調査をスクリプト化し、CIやサンドボックスでヘッドレス実行。

組込み/QA/データエンジニアリング向け

  • ファーム/フォーマット作業: テンプレートで独自フォーマットの知見を資産化。チェックサムや差分でイメージの健全性を検証。
  • 大規模資産とログ: 大容量ファイルやカラム編集を単一ツールで完結。コードとバイナリ資産を並行して扱える。

競合との差別化

  • テンプレート駆動編集: 手作業のオフセット追跡に頼らず、解析→可視化→編集 を変数ベースで実現。
  • 統合アナリシス: ディスアセンブラ、チェックサム/ハッシュ、ヒストグラム/エントロピー、インスペクタ、強力な差分を内蔵。
  • クロスプラットフォーム一貫性: Windows/macOS/Linux の公式ビルドで混在環境やVDIにも対応。
  • 開発者グレードのテキスト編集: 45+構文のTree-sitter解析で、ソース・ログ・バイナリを同一ワークスペースに統合。

無償のhexビューア等と比較すると、バイナリテンプレート+スクリプト+統合ツール により、調査時間の短縮と手戻りの抑制、チーム内での手順の再利用が期待できます。


ユースケース(ワークフロー例)

1) 独自ファイルのリバースエンジニアリング

  1. プロファイル:サンプルと既知の挙動を収集。
  2. 解析:名前付きフィールドでテンプレートを作成し、ヘッダ/レコードが正しく解釈できるまで反復。
  3. 検証:アサーションやチェックサム検証をスクリプトで追加。
  4. 自動化:CLIで新規サンプルを一括解析し、バージョン間の疑わしい領域を差分。

効果: テンプレートが生きたドキュメントとなり、オンボーディングが加速。編集はフィールド単位で安全に。

2) デジタル・フォレンジック/インシデント対応(DFIR)

  • ドライブイメージをオープン し、パーティション(MBR/EFI)、ファイルブロック、スラック領域を閲覧。
  • ハッシュ計算 による整合性確認、差分 による復旧ファイルの比較、ディスアセンブル による不審コード断片の調査。

効果: トリアージの高速化。テンプレート+スクリプト+チェックサムにより一貫した記録が可能。

3) ファームウェア/組込み

  • ROMイメージの解析チェックサム検証ゴールデンと現場イメージの比較設定テーブルのカラム編集 を迅速に。

効果: リリースの予測可能性向上。異常時のロールバック/フォレンジックが容易。

4) 品質保証(QA)/プロダクション検証

  • リリース前検証:ヘッダや範囲検査、チェックサム等をスクリプト化し、CIでヘッドレス実行。
  • 運用時の差分:本番アーティファクトとベースラインを比較。差分の可視化とハッシュで監査対応。

効果: 再現可能なゲートを構築し、バイナリアウトプットの回帰を削減。

5) データ復旧と低レベル診断

  • パーティション/ファイルシステム(NTFS、FAT16/32、exFAT、HFS) の確認、MBR/EFI の点検、ディレクトリやスラック領域のナビゲート、エントロピー/ヒストグラム によるパターン検出。

効果: 試行錯誤ではなく、分析指標に基づくピンポイントな編集・検証が可能。


製品詳細

バイナリテンプレート(BT)

  • コンセプト: 変数とバイト列をマッピングし、フィールドのツリーを生成。変数をクリックすると該当バイトがハイライト。
  • 作成: C/C++ライクな構文。「if/for/while」、「union」、カスタム入出力、エンディアン切替、巨大定義向けのオンデマンド構造などをサポート。
  • ワークフロー: 既知フォーマットへの自動適用、テンプレート結果ペインやスクリプトからの値編集、アウトライン/ジャンプでのナビゲーション。

スクリプトとデバッグ

  • 言語: データ操作に特化したC風。ヘッドレス/対話実行に対応。
  • エコシステム: コミュニティスクリプトの活用、テンプレート変数との連携、ブレークポイント・ウォッチ付きのステップ実行。

比較・チェックサム・アナリティクス

  • 比較: 強化されたMyersアルゴリズムによるバイナリ差分。マッチ/差分テーブルや同期スクロール、CLIによる自動比較。
  • チェックサム/ハッシュ: 1つのダイアログで CRC、MD系、RIPEMD160、SHA-1/256/384/512、TIGER を計算。スクリプトからも呼び出し可能。
  • ヒストグラム/エントロピー: 値分布やランダム性を定量化し、圧縮/暗号化の当たりを付ける。

ディスアセンブラ

  • 対応アーキテクチャ: x86、ARM、MIPS、PowerPC、SPARC、SystemZ、XCore。結果はhexビューのバイト範囲と連動し、テンプレートの 「Opcode」 からも利用可能。

インスペクタ/可視化/UI補助

  • インスペクタ: 選択バイトを多様なデータ型として即時解釈。Variables タブでテンプレート出力も並行確認。VisualizeMini Map で移動性を向上。

ドライブ編集

  • 機能: 論理/物理ドライブのオープン、パーティション(MBR/EFI)の解析、ディレクトリ・ファイルブロック・スラック領域の閲覧。運用時はセキュリティポリシーに合わせて読み取り中心で運用推奨。

テキスト編集(Tree-sitter)

  • ライブ解析: ASM、Bash、C/C++、CSS、Go、HTML、Java、JavaScript/TypeScript、JSON、Markdown、Perl/PHP、PowerShell、Python、Ruby、Rust、SQL、XML、YAML など 45+ 言語
  • 生産性: カラムモード、50GB+ の大容量、無制限アンドゥで、コード/ログ/バイナリをひとつのエディタで。

導入ガイド(企業向け)

  1. パイロット:対象OSごとに評価版を導入し、代表的なワークロード(一般的フォーマット、サンプルドライブ、典型的な差分)で検証。
  2. テンプレート優先:対象フォーマットを棚卸しし、テンプレートリポジトリを活用。不足分は作成し、バージョン管理へ。
  3. 自動化:ヘッダ/マジック値/長さ・範囲/チェックサム等の定常確認をスクリプト化し、CLI をCIや定期ジョブに組み込み。
  4. 堅牢化:ドライブ編集の運用ルールを整備。フォレンジックでは読み取り専用を徹底。テンプレートのデバッグ教育を実施。
  5. 展開:OS別パッケージング、共通のテンプレート/スクリプトライブラリ、スタイルガイドの配布、利用状況のトラッキング。

ベストプラクティス

  • テンプレートをコードとして扱う: 命名・コメント・テスト規約を整備し、可能な範囲でアサーションやユニット相当の検査を追加。
  • スクリプトでの変更を優先: 反復手順はテンプレート変数をスクリプトで操作し、再現性と監査性を確保。
  • 初期分析にアナリティクスを活用: ヒストグラム/エントロピーやクイックハッシュで、暗号化/圧縮の有無や異常を素早く識別。
  • 差分の記録: 比較結果・同期スクロール・チェックサムを添えて、チケットや引き継ぎに活用。

FAQ

Q1. 対応プラットフォームは?
A. Windows 11/10、macOS 10.14–15(Intel/ARM)、Linux(Ubuntu 18.04–25.04)。

Q2. 評価版はありますか?
A. はい。30日間 のフル機能評価版をご利用いただけます。

Q3. 複雑なバイナリフォーマットにはどう対応しますか?
A. バイナリテンプレート により、ファイルを型付きフィールドとして解析します。ZIP/BMP/WAV等のテンプレートを入手・活用でき、自作も可能です。

Q4. 編集や検査を自動化できますか?
A. はい。350種類以上の関数 を備えたC風スクリプトと言語内デバッガを利用でき、コマンドラインからのバッチ実行にも対応します。

Q5. ディスアセンブラは含まれますか?対応アーキテクチャは?
A. はい。x86、ARM、MIPS、PowerPC、SPARC、SystemZ、XCore をサポートし、テンプレート内から 「Opcode」 でも利用できます。

Q6. どのような整合性検査・分析ツールがありますか?
A. チェックサム/ハッシュ(CRC-16/32、Adler32、MD2/4/5、RIPEMD160、SHA-1/256/384/512、TIGER)、ヒストグラム/エントロピー、バイト差分、値解釈用インスペクタを備えています。

Q7. 010 Editor はドライブを開けますか?
A. はい。論理/物理ドライブを開いて分析できます(組織のポリシーに従って運用してください)。

Q8. スクリプトやCIからファイル比較を実行するには?
A. 比較ツールを利用するか、コマンドライン で呼び出します(例:「-compare:::」)。

Q9. 一般的なhexエディタと比べた強みは?
A. バイナリテンプレート による構造化編集、スクリプト+デバッガディスアセンブラ、深い分析ツールを、クロスプラットフォームで統合提供している点です。


*Academic版もございます。ご興味ございましたらお気軽にお問い合わせください。

試用版ダウンロードはこちら


メーカーの製品サイト
https://www.sweetscape.com/

【言語】英語
【動作環境】Windows