Silo利用時にGoogle検索でCAPTCHAが表示される場合の対処ガイド【RBI/リモートブラウザ】
リモートブラウザ隔離(RBI)環境でGoogle検索を使うと、まれにCAPTCHA(画像認証)が表示されることがあります。本記事では、ユーザーが今すぐできる対処、および管理者がポリシーで調整できる恒久対策を整理します。Siloの安全性に影響はありません。
目次
なぜCAPTCHAが出るのか(背景)
CAPTCHAは、検索エンジンが「不審なトラフィック」を疑った際に提示されます。RBIのようにクラウド上のブラウザからアクセスする場合、インターネット側からは通常の端末とは異なる“シグナル”に見えることがあり、一部のユーザーに限ってCAPTCHAが表示されることがあります。これはSiloのセキュリティや機能不全を示すものではありません。
ユーザー向け:すぐにできる対処
- 提示されたCAPTCHAを完了する:多くの場合、完了後はそのまま検索を継続できます(再提示されるケースもあります)。
- 許可されていればGoogleアカウントにログイン:組織ポリシーで許可されている場合、Silo内でGoogleにログインすることで挙動が安定する場合があります。
- 代替検索エンジンを使い分ける:BingやDuckDuckGoに切り替えると、業務の中断を避けられることがあります。
管理者向け:ポリシーと設定の見直し
- データ永続化(Cookie等)の制御:ショートカット(ユースケース)単位でCookieの保持/破棄をポリシー化できます。認証の再入力が多いワークロードでは保持、規制部門では毎回破棄など、部門別に運用してください。
- 検索エンジンのショートカット設計:目的別にGoogle/Bing/DuckDuckGoのショートカットを用意し、既定値を切替えられるようにします(例:一般業務=Google、調査=複数)。
- ログイン方針の明確化:Googleログインを許可する/しないを方針化し、許可時は多要素認証(MFA)を併用します。
- 監査とトラブルシュート:Siloの詳細ログを活用し、CAPTCHA発生有無・頻度を把握。運用改善に役立てます。
運用のヒント(調査・一般業務の両面)
- 業務中断を最小化:社内ポータルやブックマークから、Bing/DuckDuckGoへのショートカットを並列配置。
- 検索クエリの工夫:「site:」「filetype:」「intitle:」などの演算子で、CAPTCHAに頼らない高精度検索を習慣化。
- 教育・周知:CAPTCHAは“防御側の判定”であり、侵害の兆候ではないことをナレッジ化。
よくある質問
Q. CAPTCHAはSiloの不具合ですか?
A. いいえ。不審トラフィックの判定は検索エンジン側のロジックに依存します。Siloの安全性が損なわれるわけではありません。
Q. 組織として何をすればよい?
A. ショートカットごとのデータ永続化設定と、検索エンジンの使い分けをまず実施。必要に応じてGoogleログイン方針を定義してください。
まとめ
- CAPTCHAは検索エンジン側の判定。Siloのセキュリティ上の問題を意味しない。
- ユーザーはCAPTCHA対応・ログイン(許可時)・代替検索の使い分けで業務中断を回避。
- 管理者はデータ永続化とショートカット設計で恒久対策。
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