目次
はじめに
本記事では、バイナリエディタ 010 Editor v16 の新機能を簡潔に紹介します。
Appleシリコン対応や検索・可視化の強化で、日々の解析・編集がより快適になりました。
010 Editorとは
Windows / macOS / Linux 対応の高機能テキスト&バイナリエディタ。
独自の Binary Templates でファイル構造を解析・編集でき、データ復旧やリバースエンジニアリングにも適しています。
主なアップデート内容(v16)
タイトルバータブ&UI
- タブが見やすい:タイトルバーにタブを表示し、ファイル切替がスムーズ。
- 見た目を刷新:スクロールバー等のUIをモダン化。タブ位置は設定で変更可能。
macOS ARM(Appleシリコン)対応
- ネイティブ対応:Mシリーズ向けARM版を提供。従来のIntel版も選択可。
インクリメンタル検索/F3
- 入力しながら即ヒット:インクリメンタル検索で結果をリアルタイム表示。
- 大きなファイルでも快適:検索処理のスレッド化で操作感が向上。
- F3で次を検索:語をダブルクリック → 「F3」 で次候補へ。
正規表現ハイライター
- 常時強調:正規表現(またはFind式)をハイライトルール化して該当箇所を継続表示。
- 手順:Findバーのメニュー → Add Highlighter / View > Highlighting でON/OFF。
テンプレート新属性
- 「edit=check」(チェックボックス)
- 「edit=color」(カラーピッカー)
- 「edit=flags」(ビットフラグの集合)
- ほか:「pos」/「localpos」、「warn=false」 など。
エントロピー可視化
- ランダム度を数値化:「0.0」(単一値)〜 「8.0」(完全ランダム)。暗号化・圧縮が疑われる領域の当たりを付けやすくなります。
コミュニティ&リポジトリ
- ユーザーフォーラム:質疑や要望の共有に。
- テンプレート310+:公開テンプレートが豊富で活用しやすい。
活用アイデア
- ファームウェア解析:テンプレート+エントロピーで構造と“怪しい塊”を素早く特定。
- フォレンジック:ログ/ダンプの差分チェックをインクリメンタル検索+F3で効率化。
- プロトコル編集:「edit=flags」でビットフラグを直感的に操作。
まとめ
010 Editor v16は、Appleシリコン対応と検索・可視化・テンプレート強化で日々の作業を時短します。
当ブログでは今後も様々な製品をさらに便利に使いこなすための情報を発信してまいります。
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