MAXQDA

MAXQDA 24.11 アップデート:アンケート取り込みと検索がさらに快適に

目次


はじめに

質的データ分析ソフトウェア MAXQDA の最新バージョン 24.11 がリリースされました。
本記事では、研究者・学生・教育機関・企業のご担当者まで、幅広いユーザーに役立つ 主要な改善点をコンパクトにご紹介します。

MAXQDAとは

MAXQDAは、インタビューの書き起こし、アンケート自由記述、文献、メモ、音声・動画など、 多様な定性データを一元管理し、コード付けや可視化・統計で洞察を得られるツールです。
初学者にも使いやすい操作性と、研究現場で必要な分析機能をバランス良く備えています。

主なアップデート内容(24.11)

アンケート取り込みのスマート化

  • ライブプレビュー:Excelなどの表を読み込む前に内容を確認しながら設定できます。
  • コード/変数の簡潔な選択:同一画面でコード化するか、属性(変数)として扱うかを直感的に指定。
  • 参加者の自動命名:回答者IDが自動付与され、命名の手間とミスを削減。

取り込み作業のつまずきを減らし、分析開始までの時間を短縮できます。

  • 統一デザイン:どの画面でも同じ検索バーで、操作を覚え直す必要がありません。
  • 検索+置換の一体化:ヒット移動や一括置換を同じバーから操作できます。
  • 表示最適化:作業スペースを確保しつつ、長いクエリも見やすく入力可能。

必要な記述やコード箇所へ素早くアクセスでき、探索のストレスを軽減します。

AI Assist(要約機能など)の強化

  • 長文要約の対応拡大:より長いドキュメントも一度で要約しやすくなりました。
  • 作業の下準備を自動化:要点抽出や用語解説などをAIに任せ、分析に集中。

※ AI Assistの一部機能は有償プラン対象です。

サブコード統計の改善

  • コード体系に沿った並び:統計表のサブコード順がコードブックの順序に揃い、 解釈や報告書作成がスムーズに。
  • 同義語データベースの更新:類義語検索の精度向上で、見落としを低減。

活用アイデア

  • アンケート分析の立ち上げを高速化:プレビューで型や扱いを決めて一括インポート。 すぐにコード付けへ移行できます。
  • 横断検索で知見を素早く抽出:プロジェクト全体からキーワード出現箇所を一気に洗い出し。
  • AIで概要把握を省力化:長いインタビュー要約や用語整理をAIに任せ、考察にリソース集中。
  • チーム運用を滑らかに:統計の並びがコードブック準拠になり、共同研究の合意形成がしやすく。

アップデートの入手方法

  • 対象:MAXQDA 24 ライセンス保有者は無償でアップデート可能です。
  • 手順:MAXQDAを再起動すると、ポップアップから更新案内が表示されます。 画面の指示に従ってダウンロードしてください。

まとめ

24.11では、取り込み・検索・AI・統計という分析の要に直結する領域が着実に進化しました。
初学者の方は迷いにくく、熟練ユーザーはより短い操作で同じ成果に到達できます。
ぜひアップデートして、日々の定性分析をいっそう効率的に進めてください。

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