BIMcollab から最新のアップデート情報が届きました。新しい管理者ツール、ライセンス構造の見直し、権限ロールの追加、 プロジェクトコードの自動付与、そしてヘルプセンターの刷新など、 日々のワークフローを“現場目線”で滑らかにする改善がまとまっています。
今回のハイライト
- ライセンス構造を整理(Twin / Nexus / Zoom):役割に応じたアクセス管理が明確に。
- 新しいプロジェクトロール:Issueエディター/Documentエディター/Issueレビュワーで権限をきめ細かく。
- プロジェクトコードの自動付与:命名規則の徹底とドキュメント管理を後押し。
- ヘルプセンター刷新:自己解決のスピード向上に寄与。
- B Corp 認証:サステナブルな取り組みの節目に。
管理者向け:ライセンスと権限の重要変更
役割別に“必要なものだけ”割り当て
新構造では、Twin(文書と「To do」タブ)、Nexus(課題管理・プロジェクト標準/IDS)、
Zoom(デスクトップでのモデルチェック/検証/数量)という整理でアクセスを付与します。
既存のアクティブユーザーは自動的に Nexus ライセンスが割当済み。新規ユーザーは役割に応じて Space 設定から適切なライセンスを選択します。
新しいプロジェクトロールで権限を最適化
- Editor for issues(課題の編集)
- Editor for documents(文書の編集)
- Reviewer for issues(課題のレビュー権限)
プロジェクトリーダーは、ユーザーごとに必要な機能だけを開放し、運用コストとリスクを抑制できます。
プロジェクト運用の改善点
プロジェクトコードの自動付与
すべてのプロジェクトに一意のプロジェクトコードが付与されます。 新規作成時はプロジェクト名の先頭3文字を基に自動生成。既存プロジェクトにも同ロジックで付与済みです。命名の一貫性と検索性が向上します。
メタデータの名称調整
フィールド名「Document number」は「Document name」へと改称。一般的な現場の慣行に合わせ、混乱を避けます。
ユーザー支援の強化(ヘルプセンター)
ヘルプセンター刷新
ヘルプセンターのUIを一新。使い方の検索やヒント提示がスムーズになり、自己解決を後押しします。
エコシステム & コンプライアンス更新
- 最新 BCF Manager 対応:Revit 2026/Navisworks 2026/Tekla 2025 などに対応。
- Data Processing Agreement(DPA)更新:匿名化データのサービス改善利用(9.2)追加、社名表記を KUBUS から BIMcollab に更新。
- B Corp 認証:建設分野のデジタルコラボレーションを“より良い形で”推進する姿勢を明確化。
導入チェックリスト(最短ルート)
- Space設定での見直し:ユーザーごとに Twin/Nexus/Zoom の割当を確認・最適化。
- ロール設計:Issue/Document のエディター、Issueレビュワーをプロジェクト単位で割当。
- 命名規則の統一:自動付与されたプロジェクトコードと合わせて運用ルールをチーム周知。
- ヘルプセンターの案内:セルフヘルプの導線を周知。
- 互換性チェック:BCF Manager の最新対応バージョンを使用環境へ展開。
まとめ
今回のアップデートは、「役割に応じた最小権限」と「自己解決の高速化」がテーマ。 管理者は割当・権限・命名の3点を押さえ、ヘルプセンターの活用を周知してサポート負荷を下げましょう。
当ブログでは今後も様々な製品をさらに便利に使いこなすための情報を発信してまいります。
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